東京のベッドタウンである町田。
かつては東京きっての裏風俗の聖地であり、田んぼと呼ばれる地帯ではアジア系の女性たちが夜な夜な客を引いていた。
2006年に大規模な摘発を受けて完全に壊滅したが、それから10年が経過した今、町田の風俗事情はどうなっているのか実地調査へと赴いた。
懐かしの田んぼの幻影を追い求めて
日中の駅付近は買い物客や学生で賑わう健全な街そのものだが、一歩入った細い路地には看板のない風俗店があったり、レンタルルームがあったりとその健全さには疑問符もつく。
かつての田んぼは橋の上から眺めた様がそれを彷彿とさせるため付けられた名称だが、以前の姿を見たことのない人々が増えており、すでにあの光景は過去のものだ。
駅前でご当地のデリヘルに電話するとラブホに入ってから再度電話するように指示された。
この界隈ではデリが呼べるホテルが限られているらしく、指定されたホテルに入る。
電話で部屋番号を伝えると、やがて風俗店のスタッフと思しき男が現れた。
プレイ料金を支払うと「本番禁止、店外での約束を取り付ける行為禁止」など定番の注意書きが記された用紙を渡される。
ここに書かれた通りの表風俗なのか、それとも町田流の裏サービスが楽しめるのか?
スタッフが去った後、入れ替わりに現れたのは20代半ばで人妻風の落ち着いた風貌の女性。
ルックス的には可もなく不可もなくなので、まずは部屋へと招き入れる。
シャワーを浴びると会話もそこそこにいざプレイに。
しかし良くある全身リップ的なヘルスサービスの気配すらなく、仕方なくこちらから攻める展開に。
だが前戯が疎かだということは、その後に本番が約束されている可能性は高い。
薄めの胸を軽く愛撫し、やおら彼女の股間に手を伸ばすと、ほどよく湿っていくのが分かる。
徐々に指攻めに移行していくと、その湿りはさらに水分を増していく。
彼女もこちらの股間に手を伸ばしフェラを開始。
一生懸命な舐め技に股間も充血してきた。
我慢できず「入れてもイイ?」と聞くと「ダメ」とすげない返事。
こちらの一言きっかけでローションを取り出し、最後は正常位の体勢で腹上発射した。
残念。
終了後「田んぼって知ってる?」と聞くと「昔、この辺にあったやつでしょ?」との返事。
当時の彼女は地元の高校に通っており、実際にその光景を見たことはないが、怪しい場所があるという話だけは聞いていたらしい。
「町田ってそういう場所があった所だから、もしかしたらデリヘルでも最後までヤレたりしないかなと思ったんだけどね」
「昔のことは私には関係ないじゃん。もしかしたら他のコは個人的にヤッてるかも知れないけど、私はヤラないよ。あ、でもさ、熟女系の店なら本番あるかもね」
なるほど、田んぼで働いていた女性が10年の時を経ても風俗業界に従事していたなら、本番サービスを提供している可能性も大いにある。
しかし、当時の中心はアジア系の女性であり、いまでも町田に居残っているとは思えない。
やはり田んぼの流れを汲む裏風俗は壊滅してしまったようだ。