「証拠がないからなんとも言えないけど、気持ち悪いからすぐに引っ越したよ」
こう語るのはバスガイドのM実ちゃん(25歳)。現在、大手交通会社に勤務しており、バスガイドの寮に住んでいるという。
覗かれていたバスガイドの私生活!
「バスガイドってお給料が安いんで、大体、寮に入るんですね。寮といっても小さいマンションで、間取りも1K。狭いんですよね」
事件はその寮の中で起こった。ある晩、彼女が一泊旅行の仕事から帰宅すると部屋の様子がおかしい。
「荒らされたワケでもないし、何か盗まれた感じもないんだけど……なんていうか、匂いがするんです。私ではない、男の人特有の匂いが……」
そうしたことは彼女が宿泊の仕事から帰るたび、頻繁にあったという。ある時、同僚のバスガイドにそれとなく話したところ、
「同僚も同じような経験があるっていうんです。で、ほかのガイドにも話を聞いたら、みんな、似たような経験をしていたんです」
それどころか、一人のバスガイドは自分の脱ぎ捨てていたパンティに、精液らしきものが付着していたという。あまりにも気持ち悪いので、寮長に相談したが、
「正直、うちの寮って昔ながらのマンションで管理人も普段いなければ、オートロックでもない。防犯カメラだって付いていないから、全然わからないんですよね」
結局、何も解決しないまま、M実さんは引っ越しを決意。家賃の支払いに四苦八苦しつつ、現在はオートロック付きのマンションに暮らしている。
実はこの話に関して、ある都市伝説が囁かれているのだ。不動産会社に勤める男性がこういう。
「俺たちの業界では有名だが、会社をやめた人間の中には、女性の部屋の合鍵を売っている奴がいるんです。昔のマンションのキーなら、合鍵を作れるタイプもあるからね。不動産会社に勤めていれば物件を紹介する際、鍵を預かっているから、簡単に作れてしまうんです」
合鍵を購入するのは「覗き」目的のマニアたちだ。
「なかでも看護師やバスガイドの寮の合鍵は人気なんです。住んでいる人間が女性ばかりなんで、確実に楽しめる……それに寮というのは古いタイプのマンションやアパートが多いから、合鍵も作りやすいんです」
M実さんたちが遭った被害もコレかもしれないのだ。
ちなみに女性の部屋の合鍵は1本10万程度で売られているというのも驚きだ。
「売るやつはとにかく金に困っていますから。まあ、そのバスガイドさんたちは部屋に侵入されただけなら、まだ良かった。普通にレイプ目的で合鍵を購入するやつだっていますよ……」
寮で暮らす女性はとりあえず鍵だけは新しく付け替えたほうが良いだろう。