ロマン溢れる山城に思わぬエロ伝説
ロマンよりエロを求めたオヤジたちが、山城に殺到するかもしれない?
露出癖のある女は人気のない山道が好き
昨年のNHK大河ドラマ『真田丸』は絶大な視聴率を誇った。日本人の戦国好きがあらためて判明した現象で、相変わらず、戦国時代の城を訪れる人も多い。
「姫路城や熊本城が有名ですが、本物の戦国マニアは〝山城〟に行くんです。ほとんどが天守閣などもなく、石垣がわずかに残っている程度。それでも山を切り開いた要塞を登山することで、当時の武士の気分になれるんですよね」
と楽しそうに語るのは戦国マニアのHさん(男性・50代)。かくいう彼は月に1回はどこかの山城に挑んでいるという。
「でね、山城好きのおじさんの間で囁かれている都市伝説があって……神奈川県に今も残るT城には、下半身丸出しの変な女が出没するらしいんだよ」
おいおい、本当かよ!? ちなみにT城はかつて北条家に従属していた小大名がいた山城で、
「かなりの急こう配の坂があり、本丸までたどり着くのは一苦労。ただ、本丸から見えるT湖の景色が最高なんですよね」(Hさん)
ウワサの露出美女は本丸近くに出没するそうだ。
さらに取材を進めると、
「T城にいる裸の女とヤッたというおっさんもいる」
こう話すのは、歴史本を手掛ける編集者だ。山城に関する本も制作しており、その際、周辺の取材もするのだが、確かにT城には、そういう噂があるという。
「山城好きは大抵、一人で登山するんです。一人で戦国の気分を味わうのだが、そのおっさんも本丸にたどり着いた後、一人でノンビリ過ごしていたそうです」
頂上の本丸付近は比較的広く、またT城はよほどのマニアでもないと訪れない場所のため人気はほとんどない。