「今から思うと私は処女を捨てたかっただけです……」
処女だけでなく心まで奪われてしまいそうで姉に申し訳ない気持ちで一杯!
こう振り返るのは中部地方の庁舎で働く公務員のMちゃん。
某国立大卒の才女で見た目も地味でおとなしめ。
まさに田舎の清楚なお嬢様といった感じだ。
年齢は現在、24歳。
そんな彼女がハマった近親愛は、自分の姉の夫。
つまり、義理の兄だった。
「お兄ちゃんは35歳で、自分で小さな会社をやっているんです。自由業っぽくて、性格も軽いというか、チャラチャラしています(笑) 私とはたぶん、正反対のタイプですね」
だが嫌いではなかった。
むしろ憧れの存在であったという。
その一方で、
「うちのお姉ちゃんは私以上に超真面目。だから、お姉ちゃんもお兄ちゃんに惹かれたのかなぁ」
姉妹は男の好みも似るのか。
昨年の夏だった。
Mちゃんは夏休みに東京観光をしたくて、姉に相談。
大丈夫よ。案内してあげる」
姉は快諾してくれたが、当日、急に仕事が入ったそうで、
「代わりにお兄ちゃんが来てくれたんです。で、私の意見も聞かず『東京ならお台場に行こうぜ。お化け屋敷もあるからな!』って決めて、東京駅からタクシーに乗せてくれたんです」
男性経験どころかデートの経験もなかったMちゃんはそれだけでドキドキだったという。
そして、お化け屋敷では当たり前のように義兄に手を握られた。
「何を考えているの? と思いました。いくら義理の兄妹とはいえ、これじゃカップルみたいって……」
明らかに義兄は嫁の妹を狙っていたのだろう。
お化け屋敷のあと、食事をして、空も暗くなってくると、
「泊まるホテルを見せてくれ」
こう言い出して、なんとシティホテルまでついてきたという。
男女関係に不慣れな彼女は断る術も見つからないまま、二人でホテルへ。
すると義兄は有無を言わさず、押し倒してきた。
「やだやだ、ちょっとやめてください……お兄ちゃん」
Mちゃんは抵抗したものの、恐怖で体は固まっていた。
その隙にファーストキスを奪われたという。
「キスされたら、もう急に力が抜けたというか……私、ずっと悩みだったんですね。この年まで処女だってことに。だから……相手が義理の兄でもこの機会を逃したら、ダメなんじゃないかと思ってしまったんです」
むろん、姉の顔が脳裏をよぎったが、
「すぐに考えないことにしました。お兄ちゃんはすぐに私の服を脱がしにかかって……男の人に裸を見られるなんて恥ずかしくて仕方なかったけど『綺麗だ』と言われたときは嬉しかった」
半ば強引ではあったが、Mちゃんは抵抗せず、ただただ身を任せていた。
唯一、行動したのは挿入の時。
義兄は生で入れようとしてきたので、
「避妊してください」
とお願いしたという。
義兄は最初からそのつもりだったのだろう。
バッグにはコンドームが入っていた。
「お兄ちゃんのアレが入ってきたときはすごく痛かったけど、途中からちょっと気持ちよかったです。それにエッチしちゃうと、お兄ちゃんであれ、体臭とか大好きになっちゃうんですね……そのときは1回だけシテ終わったんだけど、そのあともまだお兄ちゃんのアレが入っていた感覚が忘れらなくて……この前のお正月もお姉ちゃんには内緒で、
東京に行ったんです。お兄ちゃんに会いたくて」
処女喪失から泥沼の近親愛へ。
Mちゃんの将来が心配でならない。
現在も男性経験は義兄だけ。
真面目な性格が災いして、義兄に偏執した想いを寄せているようだ。