国際結婚なんて縁遠い存在。そう思われるのは無理もありませんが、実は今、国際結婚が見直されつつあるのです。
なぜ今、国際結婚が注目を集めるのか。その真相とは?
年間1万5千人近くが国際結婚中
「エ~ッ、国際結婚!? そんなコト、考えた事もなかったわ」
このページを読み出した多くの皆さんも、そう思っているんじゃないでしょうか。海外へ遊びに行くのはともかくとして、さすが国際結婚までは考えられないよ、っていうのがホンネですよね。ただ、そんな思ってもいない国際結婚なんですが、毎年、1万5千人近くの男性が、外国人妻を娶っていると聞いたら、ちょっと興味が湧いて来ませんか? 実は今、国際結婚が婚活難民(結婚したくても相手が見つからない婚活者のこと)の皆さんの間で話題となっているのです。
20代の頃は結婚なんていつでもできると思っていたのに、いざ、結婚を意識して辺りを見回してみると、自分に相応しい独身女性がどこを探しても見当たらない。そこで意を決して結婚相談所に相談してみても、登録はできてもお見合い相手が現れないというケースが増えているのです。
その理由は、女性の求める条件が非常に高くなって来ているから。長男NG(結婚当初の同居はなくても将来あり得るから)、年収最低400万、身長170cm以上などなど。「そんな男、どこにいるんだよ!」とツッコミたくなりますが、相手が求める最低条件だったりするので、言うだけ無駄。かくして婚活難民となる男性が世に溢れ返っています。そうした男性たちの最後の拠り所が国際結婚なのです!
国際結婚のメリット、デメリットを考える
婚活難民の皆さんにとって国際結婚がどうして救世主となりうるのか? それは海外の彼女たちの相手に対する条件のハードルが、日本女性のソレと比べて大幅に低いからなんですね。長男だろうが次男だろうがそんな事は関係なし。最初から親との同居も嫌がることはありません。モチロン定職に就いていてもらわなければ困りますが、年収400万円以上じゃなきゃイヤ、などと贅沢も申しません。これだけ条件のハードルが下がれば、適応しない男性を見つける方が難しいと思います。
そしてもうひとつ、嬉しいのが、多少の年の差婚であっても彼女たちはあまり気にしないのです。これは熟年で結婚したい、と思っている方には何よりですね。ちなみにどれほどの年の差婚でも大丈夫なのかと言いますと、15~20歳の違いは何の問題にもならず、更に20歳以上も年の離れた男性との結婚もOKという女性も少なくありません。男にとって若い奥さんが娶れるというのは何よりも魅力ですよね。
モチロン、国際結婚にはデメリットもあります。まずは言葉の問題。言葉が通じないと簡単な意思の疎通も思うようにできず、最初の頃は「何でこんな事も伝えられないんだ」とイライラしてしまうかも知れません。奥様が日本へ来たら日本語学校に通わせるなどして、日本語を覚えてもらう努力も必要です。ただ根気はいりますが、言葉の問題は時間が解決してくれます。
言葉の問題以上に大変なのは、お国柄の違い。これはカントリーギャップと言われるモノで、細かな問題から大きな問題まで様々な葛藤を生み出します。何で分からないんだと怒るのではなく、最初は仕方ないと大きな抱擁感で正していければ克服できます。馴れるまで大変ですよ。
奥様が日本へ来るまでの長い道程は?
国際結婚をしてもスグに日本に来て、一緒に暮らせるわけではありません。日本人と結婚したので日本に入国させて下さい、と入国管理局(入管)と日本大使館に在留資格申請を行ない、日本人配偶者等ビザと在留資格を出してもらわなければなりません。
ビザが発行されるまでに掛かる期間は最低3ヶ月。疑わしいと判断されるとビザが下りないこともあります。大変な作業ですね。
夫婦円満の秘訣は濃厚なエッチ!?
デメリットを聞くと大変そうだなぁと思ってしまうかも知れませんが、そのデメリットに目を瞑っても余りある魅力があるのも事実。特に東南アジアの女性は情に厚く、目上の人を大切にしてくれますので、両親と同居しても上手く行くケースが多いようです。ちなみにこの原稿を書いている奥岳もタイ人の嫁さんがおりますが、母が生きていた時には毎週のように実家に顔を出し「お母さん、お母さん」と言いながら世話を焼いてくれました。「アナタの実家に行きたくない」と日本人の奥さんに言われ続け悩んでいる人が聞いたら間違いなく羨ましがると思います。僕も最後までお袋の面倒を見れてタイ人嫁には感謝しております。
肝心の夫婦生活についてですが、こればかりは身体の相性もあるので何とも言えませんが、奥様が日本へ来たら頼れるのはご主人だけとなるので、優しく不安から守ってあげれば、仲睦まじい夫婦生活が送れると思います。エッチは言葉よりも優れたコミュニケーション手段ですからね。若い奥さんに圧倒されないようハッスルするのが家庭円満の秘訣です(爆笑)
駆け足となってしまいましたが、少しは国際結婚についてご理解頂けたと思います。縁遠い存在と思わず、こんな結婚のスタイルもあるんだと覚えておいて頂ければ幸いですね。