金ナシ彼氏が自分の彼女を見知らぬ男に紹介する事例も…
「恋愛なんて面倒だよ」とうそぶく非モテ系男子も、これなら楽しめる?
いまや恋人はレンタルできる時代。
口説く必要もなく、一時的に彼女になってくれる女性がいるのだ。
素人女性にとって人気の高額バイト
「あの事件はまさに『レンタル彼女』の人気を逆手に取って悪用しているんです」
風俗ライターがこう語る「あの事件」とは、今年1月のこと。
「大阪にある職業紹介会社の代表者らが、ニセの求人広告を出して、数百人の女性を性風俗に斡旋したとして、職業安定法違反で逮捕されたんです」
数百人の女性たちが騙されてしまったニセの求人広告がズバリ……
『レンタル彼女募集』
風俗ライターが続ける。
「レンタル彼女とは、その名の通り、恋人を借りられるサービスです。男性は時間限定で恋人役をしてくれる女性とデートを楽しめるんです。一方、女性側にすれば、一緒に食事をしたり、映画館や遊園地などに遊びに行ったりするだけで稼げる高収入バイト。レンタル彼女になりたい女性は急増しています」
事実、ネットで「レンタル彼女」と検索すれば、あるわ、あるわ。最近ではテレビでも取り上げられており、世の中にも浸透しつつある。
だが、実は本当の『レンタル彼女』の実態は、まだまだ知られていないという。
ネット事情に詳しいライターがこう語る。
「ネットに広告を出している大手の『レンタル彼女』は基本的に健全なところが多い。良くも悪くも楽しめるのはデートだけで、性的なサービスはありません。ただ、その一方でツイッターなどのSNSやツーショットダイヤルでは、個人レベルで自分の彼女や妻を貸し出している『レンタル彼女』があり、こちらはガチでヤバい」
一体何がどうヤバいのか。信じられない現実に本誌は迫った。
新手の援助交際!?男が自分の女を…
〈彼女貸します。22歳・女子大生。スリム。B86・W56・H85。5時間で大5です〉
これはツイッターで発見した書き込みの一つ。こうしたメッセージは数えきれないほど存在するのだ。
「書き込みをしているのは大抵が、金無しの彼氏です。要は、自分の彼女に援助交際をさせているんです」(ネット事情に詳しいライター)
なんとも恐ろしい話だが、これがまた大人気なのだ。
以前、この手の個人的な『レンタル彼女』を利用したことがある会社員男性のAさん(34歳)はこう語る。
「僕はずっと素人童貞で、一度もフツーの女性とセックスはおろか、デートもしたことがなかったんです」
そんなAさんは20歳の男性からの誘いに乗った。
「その人の彼女はまだ高校を卒業したばかりの18歳。半日貸し出しで10万円だったのですが、そんな若いコと一緒に街を歩けるだけでも夢のような話だったので、つい我慢できずに…」
むろん、ただのデートだけではない。半日間は彼女なので、恋人的な行為(つまりセックスもOK)という条件だった。
「18歳の彼女さんは見るからにギャルでしたが、一途なんでしょうね。『彼氏がカネないから、うちが支えている』と言っていました。でも、デート中は彼氏のことは口に出さず、僕と腕を組んで歩いてくれたし、ラブホに誘うと『もう、エッチぃ』なんて言いながらも、応じてくれたんです」
SEXも最高だったというが、
「何より良かったのは風俗嬢と違って、時間限定とはいえ、彼女と思い込みながらセックスができたこと。身も心も温まりましたよ」
もう風俗では満足できなくなったという。
その根底にある寝取られ願望!
また、レンタル彼女にはデートのみならず、「家事代行」的なサービスもある。
「同棲気分を味わわせてくれるんです。恋人役の女性が自宅までやってきて、飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり…これは単身赴任中の男性に人気ですね」(風俗ライター)
実際、ツイッターの書き込みの中にも、
〈レンタル彼女。自宅派遣OK。家事もします。28歳・長澤まさみ似。主婦なので、家事は得意です。料金は要相談〉
といったメッセージも。主婦というキーワードがあるように、
「これはレンタル彼女ならぬ、レンタル妻ですね。夫が自分の妻を貸し出しているタイプも多い」
いくらお金が必要とはいえ、どういう夫婦なんだと思わざるを得ないが、実はココに『レンタル彼女』が急増している、本当の理由があるのだ。24歳の妻をレンタルさせている男性(40歳)がこういう。
「俺の場合、金が欲しいというより、妻が他の男に抱かれることに興奮するんだよね。まあ、寝取られ願望があるんだよ。そして、妻もそういうプレイが好きなんだよな」
お分かりだろうか。単にお金目的だけではなく、自分の愛する人をレンタルすることで、性的刺激を得ているのだ。
本誌記者も体験!ドキドキのデート
そこで本誌記者も実際に『レンタル彼女』をお願いしてみた。ツイッターの書き込みから選んだのは、
〈彼女貸します。24歳のOL。顔・スタイル良し。土日のみ。半日で5万円〉
というもの。連絡をすると、彼氏を名乗る男性(34歳)から返信があり、こちらのプロフィールと顔写真を要求された。その後、再び彼氏から
〈彼女もアナタならOKと言っています〉
と返信があり、デートの日時を決める流れとなった。
そして当日。待ち合わせ場所にやってきたのは、朱里ちゃん。事前に顔写真は見せてもらっていたが、色白で清楚なお嬢様タイプだ。
「今日はよろしくお願いします」
他人行儀の挨拶になったが、初デートっぽい緊張感もあり、なかなか楽しい。何よりこんな可愛い女性と手を繋いで歩いていると、周りの男たちが羨望の目で見ているような優越感にも駆られた。朱里ちゃんもまた最初こそ口数が少なかったが、次第に、
「ね、私、行きたいお店があるの。スイーツの店なんだけど、甘いの嫌い?」
こちらの目を見つめながら話しかけてくるからタマらない。出会って2~3時間もすれば、すっかり仲良しのカップルになっていた。そして、デートの最後はラブホテルへ。
風俗との違いはココだ。事前に彼女とデートしている分、親近感も沸く。それは朱里ちゃんも同じなのか、部屋に入るなりキスをして、スカートを捲り上げて、パンティの上からアソコを触ると、すでに濡れていた。
朱里ちゃんは恥ずかしそうに、こう囁く。
「一緒に遊んでいる時から、この後、エッチするんだと思うと、すごくコーフンしちゃった」
くぅ~。強く抱きしめて、ベッドに押し倒した。
セックスの興奮もひとしおだ。俺の女、と思えば思うほど愛しさが増して、いつも以上にクンニにも熱が入る。さらに挿入中には、
「好き、好き!」
と朱里ちゃんは記者の背中に両手を巻き付けながら、喘いでくれたのだった。
実に最高のひと時であったが、所詮は借り物。約束の時間になるや、それまで猫なで声だった朱里ちゃんが急に事務的な口調で、
「はい。ありがとうございました。料金は5万円です」
と言ってきたので、夢が一気に醒めてしまった。